ルーズソックス
ルーズソックスが全盛期だった高校生時代。親と暮らしていた高校1年生、何足ルーズソックスを買っただろう?一足2千円くらいだったハズ。なぜか母はヒスを起こす度、最終的に私のルーズソックスをハサミで切り刻み、スッキリしていた。
鏡の前にムダに立つこと、着飾ることや化粧が嫌いな母にとってルーズソックスは、女の性の象徴だったのだろうか。
毎回の母のヒステリーに口ごたえはしていない、暴力もし返したことはない、ただただ泣いて謝るだけ、親の気が治るまで。だからこそ、最初で最後の口ごたえが過去記事にもある両親からの暴力に繋がった。
ごめんなさいと謝るだけでは済まされない。5W1H、起承転結。なぜ謝ってどうしたら許されるのか等を述べなければ許されない。それは発狂した親からの暴力を受けながら考えなければいけない。謝る台詞の中に少しでも間があくとさらにヒートアップするから。しかし、どんな理由で怒られているのかわからない私は、必死に親が納得するだろう理由を想像と演技力で乗り越えていた。