GENE-遺伝子

母方の祖母は、メンタルクリニック(精神病院)通いになり、自己愛性人格障害と診断され、その後アルツハイマーも発症した。当時聞いたときは、ふーんで終わらせてしまったが今日調べてみれば出てくる出てくる、もろもろ当てはまる諸症状。自己愛性パーソナリティ障害って言うみたいで。

そんな祖母と私のはてなエピソード

幼稚園から小学校低学年の長期休暇、私はイトコとともに祖父母宅に預けられていた。ある夏休み、祖父母の町内会のラジオ体操に毎朝欠かさず出ていたが、皆勤賞プレゼントがもらえる最終日を目前とした夜に祖母から「明日のラジオ体操には行ってはダメ」とお達しが。そんな理不尽なことに素直に従える私ではないので、イトコ引き連れラジオ体操へ。記念品もらってしたり顔で帰り、怒られたのは言うまでもない。

そもそも祖母の言い分は、町内会員ではない私とイトコが記念品をもらうのはNG、いやそれどころか、自分の孫が他人様から物をもらうことが自分の恥、と思ってのことではないのだろうか。なぜならば、祖母は熱心に町内会役員をやっていたし人望もあったのだから普通なら遠慮するわけがない。

祖父母宅近所の幼馴染と長期休暇中毎日遊んでいたのに、いつの頃か祖母から「幼馴染のところに行ってはだめ」と言われるようになった。祖母の言い分は、私たちが帰ったあと幼馴染がひとりでかわいそうだから、それなら会わない方がいい、と。幼過ぎた私はそんなものかと従ってしまい、幼馴染と少し疎遠になってしまった。

幼少期の違和感のある思い出はこのくらいだが、私が大人になってからは毎度不思議な思考を披露してくれたものだ。さて、そんな祖母に育てられた母は？私は？